兵庫県公立高校入試制度について(3)
- Takashi MANAGO
- 7月23日
- 読了時間: 3分

兵庫県公立高校の「推薦入試(推薦入学)」と「特色選抜」について、それぞれの選考方法をまとめました。
どちらも2月中旬(今年度は2月22日)に実施され、合格した場合は「必ずその高校に入学する(専願)」ことが大前提の入試制度です。3月の一般入試の前に「(公立を受験する)チャンスを一回増やせる」という大きなメリットがあります。
1. 推薦入試と特色選抜の比較(一覧表)
一見似ている2つの制度ですが、実は出願の手続き・試験内容に違いがあります。
項目 | 推薦入試 | 特色選抜 |
主な対象学科 | 専門学科(理数科、国際、商業、工業など) 普通科コース 総合学科・単位制 | 普通科に設置された「特色ある類型」 (例:市西の人間探究類系、鳴尾の総合人間類系など) |
募集人員 | 学科・コースは定員の100% 総合学科・単位制は定員の半数 | 定員の 20%以内 (最大40人まで) |
学区制限 | 専門学科・単位制・総合学科は県下全域から受験可能 普通科コースは学区内のみ | 学区内のみ |
中学校長の推薦 | 必要(内申点や生活態度が基準を満たす必要あり) | 不要(自分で「志願理由書」を書いて提出する自己推薦) |
主な試験内容 | 面接 + 適性検査(国数英など) ※高校により小論文や実技 | 面接 + 小論文(作文)、実技検査 ※一律の学力検査(適性検査)はなし |
2. それぞれの選考方法と特徴
💡 推薦入試(専門学科・総合学科・コースなど)
学校長の推薦が必要なため、まずは中学校内での選考をクリアする必要があります。
適性検査が最大の山場:一般入試のような5教科の学力検査はありませんが、かわりに「適性検査」という名の筆記試験(主に国・数・英から2教科程度)が課されます。「適性検査」は各高校のオリジナル問題ですから、必ず対策が必要です。
内申点の重要性: 調査書(内申点)の配点は非公表ですが、ベースとして非常に重視されます。
💡 特色選抜(普通科の独自類型)
学校長の推薦が不要ですので、希望すれば出願できます。
個性や意欲を多面的に評価:情報、自然科学、国際、福祉、スポーツなど、その高校が掲げる特色に強い興味関心を持つ生徒が対象です。
試験内容:原則として筆記テスト(適性検査)はなく、「面接」と「小論文(作文)」等で選考されます。文章表現力や、その類型で何を学びたいかという明確な目的意識が問われます。
3. 知っておきたい重要なポイント
内申点(調査書)の基準は高め
推薦・特色ともに、一般入試でその高校を狙う層よりも「高めの内申点」を持っている受験生が集まりやすいため、通知表の成績は非常に重要です。
倍率が高くなりやすい
募集定員が一般入試に比べて少ないため、人気校では倍率が高くなります。
不合格でも「3月の一般入試」で再挑戦できる
もし2月入試で合格に届かなかった場合でも、3月の一般入試(複数志願選抜)で同じ高校、あるいは別の高校を通常通り受験することができます。そのため、実質的に「2回チャンスがある」と捉えて前向きに挑戦する生徒が多いです。
※どの高校・学科を目指すかによって対策(適性検査の過去問演習か、小論文・面接の練習か)が大きく変わるため、早めに志望校を選べば、それだけ準備がしやすくなります。
稲門塾では、3月入試の学力検査はもちろん、2月入試のための志望理由書・面接・小論文対策も実施していますので、安心して2月入試にチャレンジしていただけます。
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