兵庫県公立高校入試、今年の傾向(国語)
- Takashi MANAGO
- 3月13日
- 読了時間: 3分
更新日:3月15日
受験生の皆さん、お疲れ様でした!今度は国語についてです。当塾の優秀な講師がバッチリ分析してくれました。
■大問1(資料読解)
難化が著しい。例年であれば出題形式に慣れている受験生は安定した点数を取ることのできる大問であったが、本年は①高度な語彙の用いられた詩 ②密度の高い鑑賞文 ③選択肢の高度化 などが重なり、おそらくは正答率も相当下がったのではないか。資料読解という形式が兵庫県公立高校入試に定着してきたことから、今後も大問1の難易度は高い状態が維持されるのではないかと考える。
■大問2(漢文)
平年並み。書き下し文ではやや意味の汲み取りづらい箇所もあるが、問3の解説文を補助線として読むことで内容を把握できる作りとなっている。平年通り、詳細に読み込むのでなく、全体の流れを捉えることで十分に解答可能。
■大問3(古文)
平年並み。兼好法師『徒然草』からの出題。2022年にも同作からの出題があり、また、中2教科書にも掲載がある。時代を代表する作品に多く触れてほしいという、作問者からのメッセージを感じる。筋を追うことができれば完答も難くないが、反対に筋が取れなかった場合には大きく点を落とす可能性もあり、受験者間で得点がばらけたのではないかと察する。
■大問4(文学的文章)
やや難化か。現代を舞台としているが、主人公と祖父の会話が本文のメインとなるため、時代観や価値観などの面から受験生には共感の難しいものだったのではないか。設問自体は平年とさほど変わらない難易度であるので、選択肢を丁寧に吟味していけ正解にはたどり着ける。次年度の受験生は、幅広い価値観を扱う文学的文章の読解に親しんでおくことを勧める。
■大問5(説明的文章)
平年並み。二年連続で芸術・文化・哲学からの出題。じっくりと論が展開されてゆくので、各段落の論旨を把握して読み進めないと全体像の把握は難しい。選択肢はやや易化しているが、年々、小手先の読解が通用しなくなってきている印象を受ける。現代社会にはAI要約やショート動画などが氾濫しているが、自分の頭で一度考える重要性を再確認してほしい。
以上
個人的な感想ですが、大問5の説明的文章の内容は中学生には難しいと思います。8割以上の得点を目指す受験生は「真っ向勝負」すべきだと思いますが、中堅校を目指す受験生は「そこそこる程度頑張る」程度のスタンスでいいと思っています。
兵庫県入試の国語は、問題の文章だけでも9,000字以上、試験全体なら12,000字程度あります。ですから、普段長い文章を読み慣れていない人は、時間的にきびしいかも知れません。
英語と同様、国語でも文章を読み慣れておくことが大切です。教科書の文章だけでなく、初見の文章に関する問題の演習量をこなし、長い期間をかけて力をつけていきましょう。塾生の皆さんには、授業で丁寧に説明・指導していきます。ご期待ください。





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